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あをによし 奈良の都の 薬草曼荼羅

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「清里高原 冬のハーブ実習」

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1月29〜30日、トトラボ主催のワークショップ「清里高原 冬のハーブ実習」に参加した。場所は、山梨県の清里、キープ協会の清泉寮。八ヶ岳などの山々に囲まれ、自然に恵まれた素敵な場所である。

プログラムは、1日目が「森に親しむ」(冬の森の散策)「あったか植物染めに挑戦」「冬にぷるぷるリップクリームづくり」、2日目は、「森の春探し・森のスタンプ」「お肌しっとりクリームづくり」であった。

最初のプログラム「森に親しむ」では、ところどころに雪が残っている清里の森の中を歩いた。冷たい風が頬に当たり、こころまで凍りつくようだったが、澄みきった森の空気は、私たちを凛とした爽やかな気持ちにさせてくれた。

プログラムの中で、森の中で「自分と似ているもの」を探して、それを使って自己紹介する、というものがあった。参加者は皆、雪や木や葉や木の実など、思い思いのものを自分にたとえて、どんなところが似ているとか、こんなふうになりたいとか、そんな話を交えながら自己紹介をした。
私は、自分に似ているものとして、「クマザサ」の葉をあげた。クマザサは、清里の森の下を覆い、森の木々と共存しながら、日陰でひっそりと、でも逞しく生きている。また、冬でも、葉の周囲の半分くらい枯れているが、葉の中央部の半分くらいは緑色を残している。厳しい冬の寒さの中で、緑色を残して頑張って生きている。そんな生命力あふれるクマザサの姿に、自分も頑張りたいという気持ちをこめて、クマザサを「自分と似ているもの」として、選んだ。

清里の森で、緑色を残している代表的な常緑樹のひとつに、モミがあげられる。
モミは、クリスマスツリーとして有名であるため、西洋の木だと思われがちであるが、実はもともと日本に生えている木なのである。諏訪大社の御祭では、御柱として、モミが使われている。つまり、聖なる木、神の木なのである。
清里のモミは、綺麗な空気(風)、水、太陽、土、周りの動植物に支えられている。そして、穏やかで清らかで優しい森の香りがする。
森の中のモミの木は、見上げると、冬の太陽を浴びて、神々しい光のオーラを放っていた。そして、モミの木の根っこは、しっかりと大地に根差していて、深い愛情と安心感を与えてくれた。まさに、天と地をつなぐ、宇宙樹(コスミックツリー)だと実感した。

清里の森のモミの木から、枝を少しいただき、その夜、私たちはモミのリップクリームを作ったが、その話はまた後ほど。

tone
# by tonepedra | 2011-01-30 19:30

クリスマスローズ

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冬の寒さに耐えながら、うつむいて咲く花、クリスマスローズ。
花言葉は、「追憶」「私を忘れないで」「思い出を懐かしむ」「私の不安を取り除いて下さい」「慰め」「私の心を慰めて」「私を安心させて」など、その可憐な姿にふさわしい意味がある。
でも、その反面、「中傷」「スキャンダル」「中毒」「悪評」など、似つかわしくない意味もある。それは、クリスマスローズが有毒植物であるためである。

私の職場の近くに公園があり、近所のボランティアの人たちが世話をしている花壇がある。そこに、以前、クリスマスローズが植えられていたが、ある日、突然なくなっていた。誰かに盗まれたようであった。クリスマスローズが植えられていた場所には、「大切に育てて下さい」と書かれていた。

盗まれたクリスマスローズの花は、愛されて、大切に育てられているだろうか。それとも、もう枯れ果てているだろうか。

クリスマスローズの花は、冬の寒さの中で冷めきった人のこころを、そっと慰めているにちがいない。



<クリスマスローズ 植物図鑑>

多年草
科名:キンポウゲ科
原産地:ヨーロッパから西アジア
草丈:20〜30cm
花期:12〜3月(品種による)
花色:白、黄緑、褐色、茶色、紅紫、ピンク


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# by tonepedra | 2011-01-26 21:15 | 植物

季節の薬用植物 <屠蘇散>

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去年12月、岐阜のくすり博物館に入場した際、屠蘇散をお土産にいただいた。

屠蘇散とは、元旦の朝、家族全員がそろって飲む屠蘇酒のもとになる数種類の生薬を調合したもの。日本酒(清酒)または本みりんに一晩漬け込むお祝いの酒である。
屠蘇散の処方は、一般的に、オケラの根、サンショウの実、ボウフウの根、キキョウの根、ニッケイの樹皮、ミカンの皮である。これらは、身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、風邪を予防したりする作用がある。
平安時代に始まったこの年中行事は、中国から伝わり、延命長寿や無病息災を祈る行事となった。
屠蘇とは、「邪気を屠(ほふ)り、心身を蘇らせる」という意味である。
「元旦に飲めば、一年間病気にかからない」と言われるが、最近では、清酒そのままを、お屠蘇として飲むのが主流か。屠蘇散は、日本酒やみりんだけでなく、ウォッカに漬けても美味しいらしい。蜂蜜や黒糖を加えると飲みやすくなるらしい。

今年のお正月、一緒に過ごした友人と飲んだ、ほんまもんの屠蘇酒は、とてもまろやかで美味しかった。ちなみに、屠蘇散を漬け込んだお酒は、奈良県吉野の地酒「やたがらす」のワンカップ。

今年も、「あおによし 奈良の都の 薬草曼陀羅」の名前にふさわしく、奈良と薬草にちなんだ飲み物で、一年が始まった。

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# by tonepedra | 2011-01-12 19:16 | 薬草/植物療法

恋に効く切符

東京メトロ(地下鉄)で、2011年1月8日から、「恋愛成就 パワースポットめぐり」一日乗車券が発売されるらしい(5000枚限定)。
一日乗車券(大人710円)を買うと、「恋に効く!特製フォトアルバム」がプレゼントされて、東京メトロで行ける、縁結びなどにゆかりのあるパワースポットで、自分で写真を撮って貼り付けるというものらしい。
ちなみに、東京メトロで行けるパワースポットとして紹介されているのは、東京大神宮、明治神宮、今戸神社、出雲大社東京分詞、日枝神社である。

恋に効くかどうかはともかくとして、世の中のパワースポットブームを象徴していることが感じられた。
自分自身が効くと感じる場所が、自分のパワースポットになるので、直感と感性を大切にして生きていきたい。

tone
# by tonepedra | 2011-01-02 06:56

Will you still love me tomorrow

私の大好きな曲。この曲を聴くと、穏やかな気持ちになれる。
私のセンタリング(精神統一、精神安定)のための音楽。
最近は、松たか子がカヴァーしているものが、私のお気に入り。

Tonight you're mine completely
You give your love so sweetly
Tonight the light
Of love is in your eyes,
But will you love me tomorrow

Is this a lasting treasure
Or just a moment's pleasure
Can I believe the magic in your sights
Will you love me tomorrow

Tonight with words unspoken
You said that I'm the only one
But will my heart be broken
When the night
Meets the morning sun

I'd like to know that your pure love
Is just a love I'm sure of
So tell me now and I won't ask again
Will you still love me tomorrow
So tell me now and I won't ask again
Will you still love me tomorrow

恋愛は、永遠の宝物か、それとも刹那の快楽か?
どっちでもあるし、どっちでもよい。

明日も、真面目に、楽しく生きていこう。
ただそれだけでいい。

「明日も私を愛してくれますか?」

tone
# by tonepedra | 2010-12-14 21:33 | 衣食住遊眠