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あをによし 奈良の都の 薬草曼荼羅

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梅シロップ

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先日、トトラボの「日本のハーブ暦 〜植物と暮らす二十四節気〜」に参加した。
今回のテーマの二十四節気は、「芒種(ぼうしゅ)」と「夏至(夏至)」。今年の芒種は6月6日、夏至は6月21日にあたる。
芒種は、芒(のぎ:イネ科の植物がもつ籾殻にあるとげのような突起物)をもつ植物の種蒔きをする頃をあらわす。
この時期をあらわす動植物は、カマキリ、ホタル、ウメ(果実)などである。

夏至は、太陽黄径が90度になる日で、一年で昼が一番長く、夜が一番短い日となる。東京では、冬至と比べて昼が5時間長くなる。
この時期の植物は、カゴソウ(夏枯草)、ショウブ(菖蒲)、カラスビシャク(半夏)である。


今回の実習で作ったものは、梅シロップ。砂糖とウメがあれば、簡単にできる。
ウメは、クエン酸、コハク酸など有機酸を多く含み、代謝活性、抗菌作用、抗酸化作用がある。


〜梅シロップの作り方〜
①ウォッカ(40%)でウメをふく(消毒のため:ウメに水分が残っていると、カビの原因になる)。容器もウォッカでふくとよい。
②ウメのヘタを楊枝で取る。
③ウメの実に、楊枝で穴をあける。
④ウメと砂糖の重さを計る。ウメと砂糖は等量にする。
⑤ウメと砂糖を交互に容器に入れる。
⑥常温保存。汁が出てきたら混ぜる。
⑦数週間(3週間くらい)して、ウメがしわしわになったら、ウメを取り出し、冷蔵庫で保存。煮出したり、焼酎を加えたりする場合もあるが、何もせずに冷蔵保存で約3ヶ月楽しめるそうだ。


ちなみに、下の写真が実習でつくったもので、3日目になる。実習では、ざらめと氷砂糖を使用した。
上の写真が、今日漬け込んだばかりのもの。家にあった氷砂糖と三温糖を使用した。


ウメには、食欲増進、消化促進、血流促進、カルシウムの吸収促進、唾液の分泌促進などがあり、これからの夏には、梅シロップが重宝しそうである。
by tonepedra | 2010-05-31 10:38 | 薬草/植物療法