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あをによし 奈良の都の 薬草曼荼羅

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ベニヤマボウシの花

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今日、友人と一緒に、立川市にある東京都農業試験場に行った。
そこで、たくさんの植物と出会った。

特に印象的だったのは、ベニヤマボウシという花である。
ベニヤマボウシは、ヤマボウシの仲間で、ミズキ科ミズキ属の落葉広葉中高木。秋には赤い果実が実る。
ヤマボウシは、花を法師の頭巾に見立てて、「山法師」と名付けられた。ハナミズキに似ているが、ハナミズキより花がやや小さい。
花はすべて上向きに咲く。花弁に見えるのは、実は、総包片(そうほうへん)で、葉が変化したものである。ヤマボウシは、総包片の先がハナミズキよりも尖っている。
花期は5〜6月で、ハナミズキより半月〜1ヶ月ほど遅い。

実は、ヤマボウシは、私にとって、思い出深い花である。
私は、短大の園芸学科を卒業したが、そこでは卒業の時に、学生ひとりひとりに、先生から花言葉が贈られる。
私がいただいた花言葉の花は、「ヤマボウシ」。花言葉の意味は「友情」。その短大は全寮制で、文字通り、私は友情に恵まれた。そして今も、おかげさまで、友情に恵まれた人生を送っている。

ヤマボウシは、山に行かないとなかなかお目にかかれないが、最近では、人気があり、園芸品種も増えている。

ベニヤマボウシの花は、初夏の風に揺れながら、ひそかに咲き誇っていた。

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by tonepedra | 2010-05-14 17:47 | 植物